KK備忘録

ニッチ情報の吹き溜まり

№.6 VNGEで遊びたい②

   実際にアイテムを使って操作してみましょう。

  
   アイテム/キャラ編

   f:id:jou_ge:20191115213145p:plain

   スタジオのワークスペース内に置けるモノはActor/Propで操作します。

   以下キューブ(通常)を例に進めていきます。

   まず最初にやらなくてはならないのはタグ付け。

      

f:id:jou_ge:20191115213815p:plain

   キューブを選択してもまだタグ付いてないよーと言われます。

   左下のTag itをクリック。

 

   f:id:jou_ge:20191115214100p:plain

   ①IDの欄で名前を付けてあげます。

    ここも何でもいいです。今回は適当に1と入れておきました。

   ②Tag itを選択。

 

   f:id:jou_ge:20191115214938p:plain

   タイムラインのあるエディット画面に戻ってきます。

   新しくパラメータが表示されてると思います。

 

   赤枠部分がタグ付けしたアイテムの操作できる要素の一覧です。

   キューブ(通常)の場合、

   ・Position(位置)

   ・Rotation(角度)

   ・Scale(大きさ)

   ・Visible(表示/非表示)

   ・Color(色)

   の5つの要素をイジれます。

   チェックを外すことでその要素は変化させない、ということも可能です。

   アイテムごとに操作できる要素には多少の差があります。

 

   黄枠部分は補完曲線です。

   時間ごとの変化量を調整できます。今回はスルー。

   

   それではおもむろに左下のCreateをクリック。

 

   f:id:jou_ge:20191115220621p:plain

   赤枠部分に「0」が追加されたと思います。

   先ほどの要素のチェックを外していなければ

   このキューブは0フレーム(時間)にはこの位置・この角度・この大きさ・この色で

   表示される、と記録されます。

 

   次に別のフレームに記録します。

   

 f:id:jou_ge:20191115222339p:plain

   赤枠部分の>>をポチポチして90フレームに移動しましょう。

   黄枠部分で確認しつつ。

   

   今度はキューブ本体の数値を変えましょう。

   試しに位置をそれぞれ1、回転を50、拡縮を2にしてみます。

   そして先ほどと同じようにCreate。

 

   f:id:jou_ge:20191115223317p:plain

   これで90フレーム地点に記録されました。

   ここでどういう動きをするのか見てみましょう。

   ①│<を押してタイムラインの最初に戻り、

   ②▶再生を。

 

   カメラ位置にも依りますがこんな感じで動くと思います。

  このように登録した地点の中間部分を自動で補いながら変化してくれます。

  

  そのまま再生を続けると300フレームに到達した後、

  ブツ切りでまた頭から再生されると思います。

  初期設定でループするようになってはいるのですが、

  タイムラインの最後尾と先頭が繋がってるわけではないからです。

  ちょっと手を加えましょう。

 

  f:id:jou_ge:20191115224919p:plain

  一旦0フレームに戻ります。

  ■停止ボタンを押した後、左の欄の0をクリック…すると移動するのですが、

  0フレームは反応しないことがあるのでその場合│<で先頭に戻りましょう。

  そして赤枠のCopyをクリック。

  続けてタイムラインの最後尾に移動します。

 

  f:id:jou_ge:20191115225502p:plain

  ①>│を押して最後尾の300フレームへ。

  ②Pasteで先ほどコピーしたものを貼り付けます。

 

  f:id:jou_ge:20191115225701p:plain

  これで300フレーム目に0フレーム目と同じ形状に戻るように記録出来ました。

  疑似的に最後尾と先頭を繋げることでループに支障がなくなります。

  再生してみると、

  問題なくループしてくれてますね。
  
  ちょっと逸れますが速度も変えてみましょう。

 

  f:id:jou_ge:20191115230812p:plain

  一旦■停止しSettingへ。何か操作する場合停止は忘れずに。

  

  f:id:jou_ge:20191115231347p:plain
  ①Priority
   複数のクリップを併用した際の優先度…でしょうか。
   一旦忘れましょう。
  ②Length
   タイムラインの全体の長さですね。総フレーム数です。
  ③FPS
   1秒間に何フレーム消費するかです。
   数値が大きければヌルヌル動くアレです。
  ④Speed
   速度の倍率です。
   タイムラインの表示だとLength÷FPSが全体の秒数になっていますが
   実際の時間はこのSpeedの値で更に割ったモノになります。
  ⑤Loop
   -1でループON、0でOFF。
  
  単純に倍速にしてみましょう。
 
  f:id:jou_ge:20191115232409p:plain
  Speedに2と入力。
  どこかの数値を変更すると左下にApplyが表示されます。
  これをクリック。変更完了です。
 
  早速再生…
  動きが機敏になりましたね。
  
  Lengthの数値を大きくすれば長いアニメーションも可能ですが、
  まずは簡単なループを色々なもので作って試してみるのがオススメです。
  
  ここまでのことを複数のアイテムに行うことで
  それらを同時に動かすことも可能です。
  
  
  今回はここまでのデータをセーブする方法を書いて〆に。
 
  f:id:jou_ge:20191115233837p:plain
  右下のBackをクリック。
 
  f:id:jou_ge:20191115234014p:plain
  Key Frame Animation Clip Managerのトップ画面に戻ってきます。
  Export Clipsを選択。
 
  f:id:jou_ge:20191115234207p:plain
  To Sceneを選択。
  すると
  
  f:id:jou_ge:20191115234403p:plain
  ワークスペースに見慣れぬ物が。
  この状態でいつも通りシーンをセーブすることで今回操作したことが
  SDにもセーブされます。
  ただしそのSDをロードではなくインポートすると再現されないことが
  多々あるので非推奨です。
 
  ひとまずここまでで…